パウンドケーキ作りに挑戦
無性にスイーツを作ってみたくなったので、簡単そうなパウンドケーキに初挑戦してみることにしました。コロナのせいで閉塞感が漂う毎日だからこそ、新たなことにチャレンジして生活に彩を与えたいものじゃないか…ってことでいかが?
基本的にケーキ作りにはオーブンレンジを使うみたいですが、残念ながら我が家にそのようなセレブリティな家電など存在しません。しかしネットで調べていると、トースターでもケーキが作れるということが判明。これならウチでもできるなと、クックパッドなどのレシピを参考に材料を揃えることに。
レシピによると、パウンドケーキ作りに必要なのは小麦粉、卵、無塩バター、砂糖、バニラエッセンス、ベーキングパウダー…とある。だが北海道バターはたったの200グラムで400円くらいする。高すぎだ。もうコーンソフトでいいかと思っていたところ、たまたま目についたのがケーキ用マーガリン。へぇ、こんなのがあるのか。食塩不使用でトランス脂肪酸を低減。たしかトランス脂肪酸って10年くらい前に話題になったヤツだよね。そして値段は北海道バターのほぼ半額。コイツでいこう!
今回参考にしたレシピはフツーのパウンドケーキなんだけど、オレが作りたいのはバナナパウンドケーキなので砂糖は使わないことにした。砂糖が無くてもバナナの甘みを感じられて且つヘルシーだろ。そして爽やかな風味もでるんじゃないかとレモンの果汁も足してみようと考案。これが吉と出るか凶とでるか。
レンジで溶かしたマーガリンに、タマゴ2個、バニラオイル、レモン果汁、バナナ1本をぐちゃぐちゃに混ぜ込み、さらに薄力粉およそ100グラムと袋分けされたベーキングパウダーを交互に少量ずつ加えていきます。それなりに混ざりましたが、ヘラだとバナナを完全には潰しづらい。だいたいこういうのって投入する前に潰しておくもんだよね。ミキサーでもあったらラクなんだけど。まあでもこんなもんでいいんだろ。よし、型にブチ込むぞ。
ケーキ型に生地を流し入れ、アルミホイルをかぶせたら1300Wのオーブントースターで15分ほど焼いてみる。アルミホイルを外して中が固まっているか確認。おっ、結構イイ感じになってるではないか。(冒頭の写真です) つまようじを刺してみると手ごたえ有り。ところどころ小さな泡吹いてるのが気にはなるけどどうにかなるだろ。 このままアルミ箔ぬきで表面に焼き色をつけよう。トースターの設定をグリルに変更して上側を集中的に熱する。
すると全体に小さな気泡が勢いよくブクブク。悪いことが起こる予兆なんじゃないかとビクビクしてましたが、生地が茶色に変化した部分は気泡が消え、徐々に全体がおいしそうな焼き色に変わってゆく。あま~いニオイも漂ってきて更に期待感が高まってきた。このままもう少し様子をみてみよう。もう少し……
NOおぅおおおォォーーーッッ!!(驚愕)
隅っこの気泡に気を取られてるうちに表面がカリッカリに焦げたぜ!!
なんでこんなに泡が出てくるんだよ…熱が強すぎたんか? 期待が一気に絶望へと変わる。まあこうなってしまった以上どうしようもないので取り出すことに。
見てのとーり表面はクッキーの如く硬化したものの、中は一応マトモそうな仕上がりではある。この甘く優しいかほりはバニラとバナナのコラボレーションなのかな。では早速いただきまーす。
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うん! 意外とイケるやんけ!!
砂糖不使用だから薄味にはなってるけど、ほのかなバナナの甘み、そしてタマゴのまろやかな何かが上品さを醸し出してるような気がしないでもない。オレの好きな味だ。ただ、レモン果汁は半個ぶん使ったわりにちっとも風味を感じませんでした。オレの舌が鈍いだけかもしれないが。
表面が焦げなければ80点を付けてもいいくらいだ。ふんわりもっちり食感で初めてにしては充分満足いくレベルといっていい。冷やしたら更に美味。欲を言うと、もっと膨らんで欲しかったなー。小麦粉とベーキングパウダーが共に少なかったのかな。
今後は材料を調節してコスト面もしっかり改善したい。ゆくゆくはカカオを自分で育て、生意気にもティラミスなんかに挑戦してみたいものよ。そして世界でも屈指のお料理ブログへと成長してやるのサ!!(とか言っといてすぐ飽きそう)