世界の底辺で最速を競う! 〜リムーバブルメディアNo.1決定戦2019〜

USBメモリーやSDカードって頻繁に壊れるものではないけれど、ついつい買い足してしまいませんか?

 

私は丹精込めて作っているヘボCGなどを守るためバックアップを取っているうちに少しずつ増えていってますが、製品ごとに読み書きのスピードが違うことに気づきます。

 

では、私の所有してるメディアの中で一体どいつが一番高性能なのか、逆にどいつが一番ヘボいのか…コイツを調べてやろうという考えに至ったってわけです。

 

 

 


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ではさっそく今回エントリーした選手を紹介しましょう! 写真右側から

 

■【JVC】マイクロSD 8GB クラス6

■【グリーンハウス】マイクロSD 8GB クラス10

■【東芝】SD 8GB クラス4

■【バッファロー】SD 16GB クラス4

■【Ridata】USB2.0 16GB 

■【キングストンUSB3.0(DT-50) 8GB

■【バッファローUSB3.0 16GB

■【エレコムUSB2.0(MF-TKU20)8GB

■【トランセンドUSB2.0 8GB

■【ソニーウォークマン(NW-E062)2GB

■【QZT】ペン型ボイスレコーダー 8GB

 

以上の11名です。

 

バッファローキングストンUSBメモリは3.0に対応してますが肝心のオンボロPCが2.0しかカバーしておりませんのでアドバンテージはゼロです。同じ土俵で勝負することができます。SDカードはクラスの差があるけど…まあ、いいや。

 

せっかくなので記憶装置としても使えるクソ旧式のウォークマンとペン形ボイスレコーダーも計測してみることにしました。ただ、ボイスレコーダーの方はUSB2.0すら対応してないような気がする。でもいいよね、あくまでオマケ参加みたいなもんだし。

 

 


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今回計測に使用するソフトはベンチマーク関連の記事ではほぼ間違いなく紹介されてるであろう『CrystalDiskMark』です。せっかくなので萌えバージョン(勝手に命名)の方をチョイス。う〜ん、カワイイ!

 

情弱ニートには案の定チンプンカンプンだったんだけど、よそ様の記事を拝見するに、単にバックアップとしてメディアを使うならば赤枠で囲った部分、左から『シーケンシャルリード』と『シーケンシャルライト』、これは連続した領域にデータを読み込む速度と書き込む速度をそれぞれ示しているそうなんだが、この数値を参考にすればイイヨみたいなことを書かれてあったので今回はこれだけを計測したいと思います。正確にはマルチキューだのマルチスレッドだの、いろんな要素も含めての結果が表示されるみたいだけど、いわずもがな私の頭が割れるので単純に数値だけで良し悪しを判断することにしませう。

 

 

 

それでは早速計測開始! まずは読み込み速度から発表です。順位は以下のようになりました。

 

 

 

1位 キングストン(35.41MB/s)

 

2位 バッファローUSB(35.18)

    バッファローSD(〃)

 

4位 グリーンハウス(35.13)

 

5位 トランセンド(27.45)

 

6位 Ridata(26.19)

 

7位 JVC(18.48)

 

8位 エレコム(16.88)

 

9位 ウォークマン(12.35)

 

10位  ボイスレコーダー(9.674)

 

【棄権】 東芝

 

 

 

読み込みは僅差でキングストンの勝利。最下位は…まあ予想はついてたけれどボイスレコーダーでしたわ。でも本来の役割はしっかりこなしてるので文句はいいますまい。バッファローUSBメモリもポテンシャルが十分に発揮できない環境とはいえ同じくバッファロー製のSDカードとともに同率2位。バッファローはSDカードも大健闘だね、クラス4だけど。ひょっとしてSDカードのクラス云々ってのはあんまし関係無いのかな…。

 

 


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東芝のSDカードだけはいくら待っても計測が始まらないうえ、リーダーに認識させるたびに『スキャンして修復しますか』という旨のメッセージが表示されてウザったいので棄権扱いとしました。(ちなみに修復しても再度表示されます…寿命か?)

 

 

 

読み込み速度は以上のような結果でしたが、私としては読み込みよりも書き込み速度の方を重視しています。以前にも書いたような気がするけど、スマホの高速通信データ量が3ギガなので、それを超えるデータ量のファイルが必要となった際、高額なプランに切り替える必要があります。しかし、いい歳こいて自分名義のスマホすら持てない身分でそのような申し出はとても出来ませんし、そもそも言うほどそんなに大量のデータが必要になることも実際無いので、そのためにプラン変更するのも馬鹿馬鹿しい。

 

で、そんな極貧な私にジャストフィットなのが、そう、ネットカフェなのであります! 安い通常料金で30分の制限時間内に必要なファイルだけ持ち帰れば300円程度の出費で済んじゃうではありませんかグヒヒヒ。(ガソリン代は別途かかるけど) だから書き込み速度の優れたメディアこそが望ましい。今回の試みは、その重役に相応しき勇者を決定する目的も兼ねているのです! …となれば必然的にUSB3.0に対応しているバッファローキングストンの両氏あたりに白羽の矢が刺さりそうだけど。さすがにネカフェなら最低でもUSB3.0くらいは備えてるPCを完備しているハズだから。

 

果たしてUSB2.0の環境でこの両者がどれほどの力を発揮したのか? 書き込み速度の測定結果はコチラになります!

 

 

 

1位 グリーンハウス(26.30MB/s)

 

2位 バッファローUSB(14.39)

 

3位 JVC(12.56)

 

4位 Ridata(10.90)

 

5位 エレコム(9.831)

 

6位 ウォークマン(8.782)

 

7位 バッファローSD(7.183)

 

8位 トランセンド(6.842)

 

9位 キングストン(3.434)

 

10位  ボイスレコーダー(2.988)

 

 

 

ダントツでグリーンハウスに軍配が上がりました。2位のバッファローに実に10ポイント差をつけての勝利です。グリーンハウスのマイクロSDは殆ど使ってないため大容量のバックアップもとっておらず真価がわかってませんでした。これは完全にノーマーク。私としてはバッファローUSBメモリが一番だと思ってたけど。実際使ってて「コイツは速えぜ!」って軽く感動してたもんで。

 

そしてキングストンのヘタレっぷりは何なのか。箱根駅伝に例えるなら往路で優勝しといて復路で繰り上げスタートくらうような大失態。あれかな、ミスターマックスキングストンのニセモンでも紛れ込んだんですかね。そういえば最近の彼は取り外しをするたんびに『使用中です』という謎のメッセージを表示させるんだよね、何もしとらんのに。ひょっとして妙なプログラムが彼の中に常駐しててそれで計測に影響を及ぼしてるみたいな…そう願いたいけど絶対違うんだろうな。にしてもワースト2はさすがに無いわ。

 

SDカード用に使ったリーダーも古い製品だからUSB2.0までしか対応してないけど、もし3.0対応のリーダーでグリーンハウスのSDを使用したらもっとスピード出せるんだろうか。機会があったらネカフェのパソコンで試してみましょう。(勝手にソフトインストールすんのってOKなんだっけ?)

 

 

 

【総評 もうちょっと高いメディア買おうね】

 

今回はグリーンハウスの圧勝に終わりはしましたが、ベンチマークテスト関連の記事は山ほどありまして、他サイト様に掲載されてある数値と今回の数値を比べていただきますと、いかにここがレベルの低い戦いやってんだってことが痛いほどおわかりいただけると思います。記事タイトルにも『世界の底辺で最速を競う』と予め題してはいたけれどね、ほんと醜いバトルですわ。もし今回優勝したグリーンハウス氏をネカフェに持ち込んだとしても制限時間内に退出できる自信は正直無いです。30分超えた後が高いんだよ通常料金は。そこが問題なのよね。

 

やっぱり安さと性能の両方を求めるのはどだい無理なハナシってことなのでしょう。おとなしく高速タイプのUSBメモリ、もしくはポータブルHDDやSSDでも買いやがれ!…ってことか。エディオンとかヤマダ電機のチラシで『お一人様ひとつ限り!』みたいに安値で放出されてるようなメディアには手を出すものではないですね。安いものには安いなりの理由があるのです。(長持ちはしてるから粗悪品とまでは言わないけれど)そう心にしみた情弱ニートなのでした、おしまい☆