今年の初め頃に『お菓子作りに挑戦します』などと意気込んではみたものの、結局パウンドケーキ数回とオムレツスフレ、あとせいぜいメレンゲトーストでしたね作ったのって。メレンゲトーストがお菓子に分類されるのかは知らない。
なのでこのまま新年迎えるのは避けたいと思いまして、読売新聞から月イチで貰える冊子に載ってたタルトタタン、これに挑戦してみようと思ったわけなんです！！
とはいえ、無塩バターはスーパーに売ってないので（あったとしても高かったら使わないが）有塩の北海道バターを使い、リンゴも紅玉などの固いものと書かれてありましたが、たまたま冷蔵庫に入っていたサンふじだかジョナゴールドだかなにかを使用。ケーキ型も丸ではなく長方形。
そしてしつこいようですが、オーブンレンジなどというセレブ家電はウチには無いので今回も当然オーブントースターでの挑戦となります！！ でもパウンドケーキが普通にイケたんだから何とかなるんじゃね？？
フライパンでグラニュー糖を炒めてカラメル状にし、バターを３個（８グラム×３）溶かしたら細かく切ったリンゴを投入。レシピには８つ切りにして云々とか書いてあったけどメンドいのでテキトー。
光の反射加減なのかは知らないが今回は写真うつりが終始ボヤけまくってて見づらい。別に写真必要ないかもしんないけどオレが後で見返して冷笑するためにも一応パシャリ。
換気扇を付け忘れていたため、砂糖を火にかけてカラメルソース作ってる最中、けっこうな煙が立って火災報知器が超久々に作動した。『ピュイーッ！！ ピュイーッ！！ 火事です。』 一瞬ビクッとしたけどしっかり作動してくれて助かります。でもいざって時に限って電池切れで鳴らないんだろうな。
リンゴに良いカンジの色が付いて柔らかくなったら、内側にバターとグラニュー糖を分量外塗ったケーキ型へ移してシナモンパウダーをふりかけ、生地を流し入れれば後はトースターで熱するだけ。今回のケーキ型は貝印のヤツなんですけど、『オーブンで使用してください。レンジはダメです。直火もダメです』みたいな注意書きがありました。でもトースターがダメとは一切書いてないのでオレはトースターで使うからね！ 直火ダメってあるけどトースターは直火とは言わないだろうから大丈夫だよね？？ いいよね？？
普通のパウンドケーキとは違い、今回は上側が底の部分になるので毎度のように膨らんでもらっては困る。なので生地が膨らまないようアルミホイルをかぶせて米を重しにしました。タルトストーンは通販じゃないと入手できそうにない。
レシピではオーブンで４０分となってますが、ここはパウンドケーキを作ったときと同じく１３００ｗで１５分にしてみた。お米がしっかり重しの役割をしてくれればいいが。
開始から程なくして芳しいかほりがキッチンに漂ってきた。そしてさらに加熱を続けると、今度はジリジリという音とともにおコメちゃんたちがみるみると焦げてゆく！ トースター内から漏れ出した煙がキッチンに立ち込め、またしても火災報知器が作動しそうになったのであわてて換気扇を回す。だんだん不安になってきた頃にどうにか加熱が終わり、おそるおそるケーキ型を取り出す。ちゃんと生地は固まっているのだろうか、ドキドキ。
アルミホイルを軽く剥がしてみると、どうにか生地は完成してくれてました。この際、破れたアルミホイルから米が滑り落ちてタルト生地に大量にドバーッ。表面の米はすっかり焦げカスになっちゃってまあ。こんなヘッタクソ道楽のために犠牲になっていただいて申し訳ない。
ケーキ型から取り出して皿に移そうとスプーンでまわりをコシコシやるんですが、ところどころガッチガチに固まっててうまく剥がれません！！ フライパンからリンゴを移す際、面倒なのでフライパンを傾けてリンゴとともにカラメルソースも流し込んだのがアダになったようです！！ 強引にやったら削れたので言うほどのことでもないけど。
はい！！ というわけで、こちらがタルトタタンという食べものらしいですよ！！ 写真では若干モンスターかもしれませんが、実物は意外と食欲をそそる見栄えです！ いやホントマジで。
ただ、レシピの写真ではリンゴが赤みを帯びてるんですけどオレのはこんなカンジ。どうやったら赤っぽくなるんだ？？
早速いただいてみると、砂糖を控えめにしたお陰で甘みが抑えられて酸味の方が強め。シナモンの香りもしっかりついていてGOOD。以前はシナモン苦手だったんだけど、好みって変わるもんだ。結構マンゾクです☆
そのうち可愛いお菓子が沢山飾られたクリスマスケーキなんかも作ってみたいわー。
